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2023年11月2日

法改正に即対応?!パッケージ製品のメリット

多くの企業様では、何かしら業務で使用するシステムを導入されていることと思います。
業務に関わるシステムが適切に機能するためには、時代とともに変わる法制度や業務方針に合わせてシステムも柔軟に対応する必要があります。

例えば、当ブログではこれまでインボイス制度や電子帳簿保存法について取り上げてきました。これらの制度も業務システムを運用していく上で対応を避けられない制度になります。

特にERPシステムのような長期間にわたって使用するシステムは、常に最新の状態を保つことが求められます。それを達成するための方法が、システムの「アップデート」です。
今回はERPシステムに焦点を当て、アップデートという観点から、パッケージ製品を利用するメリットについてご紹介します。

アップデートの目的

システムをアップデートする目的はいくつか挙げられます。

  • 法改正への対応
  • 機能の拡張と改善
  • 技術的な向上

各目的ごとにパッケージ製品の強みを見てみましょう。

法改正への対応

企業は法的な制約に常に影響を受けます。冒頭で挙げたインボイス制度などがその例です。これらに対応するためには、ERPシステムも制度に合わせて調整する必要があります。
パッケージ製品では、開発元が法改正に対応したアップデートを提供しています。提供されたアップデートを利用することで、導入企業でゼロからシステムを改修する場合と比較し、期間・人員・費用といった様々な面で大幅に負担を軽減できるかつ、迅速に対応することができます。
極端な例で言えば、パッケージ製品にカスタマイズなどを加えずに導入している場合、提供されるアップデートを適用するだけで対応が完了するということになります。

機能の拡張と改善

パッケージ製品は、カスタマイズの差などはありますが、同じシステムを多くの企業・ユーザーが使用しています。そこから寄せられる多くのユーザーフィードバックを元に、パッケージ製品では機能追加や改善のアップデートが定期的に行われています。
利用者数が多いというのは、システムにおいてメリットの1つとなります。

技術的な向上

システムのセキュリティ対策は無視できないポイントです。
そして、どれほど品質の高いシステムであってもバグが潜在している可能性はゼロではありません。
パッケージ製品では、セキュリティの脆弱性やバグが見つかった場合、開発元からバグに対応したアップデートが提供されるため、常にシステムの最新の状態を保つことが可能です。

スクラッチ開発と比較して

スクラッチ開発はユーザーのニーズに特化したシステムを導入できる半面、ゼロから開発するため導入までにより多くの費用や期間を要することになります。
そしてこれは導入までに限った話ではなく、導入後も引き続き法改正や機能拡充に対応するコストを全て導入企業で負担していかなければなりません。

特にERPのような基幹システムの導入は、業務の大幅な見直しや刷新を伴う場合が多く、開発・導入にかかるコストも大きいため、一度導入した後は長く使用することになります。
システムの選定においては、導入初期の費用だけでなく運用中のメンテナンス費用、さらに先のシステム刷新の費用を踏まえた総合的なコスト判断が必要です。

まとめ

アップデートという観点からパッケージ製品のメリットをご紹介してきました。
特に法改正への対応は、先のインボイス制度開始で皆様ご経験されたことと思います。法改正に対応しないという選択肢はなく、しかも限られた期間までに迅速に対応する必要があります。このような場面では、パッケージ製品のメリットがより強く感じられるのではないかと思います。

GRANDITでの対応

弊社取り扱いのERPパッケージ「GRANDIT」では、インボイス制度への対応アップデートはもちろん、電子帳簿保存法に対応したアドオンモジュールなども用意されています。
過去のブログで詳しく取り上げていますので、是非ご参考ください。

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15年前からERP導入に携わっており、2010年よりGRANDITパートナー企業として、提案から導入までサポートさせていただいております。
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