GRANDIT BLOG

ERPの導入に向けた課題解決やビジネスに役立つ情報をブログで発信しています。

2017年6月30日

他社の導入実績や導入費用で選ぶと失敗する!ERPパッケージを最終決定する前に確認したい7つの選定のポイント【チェックシート付き】

こんにちは。
基幹システム(ERP)などの業務系ソリューションを中心に、企画設計やエンジニアリング、導入支援を行っている土田です。

いざERPを導入しようと情報収集をしていると、たくさんのERPパッケージがあり、情報収集すればするほど、どのERPにすればよいか悩みばかりが増えていく…なんて状態になっていませんか?
メジャーなERPだけでもSAP、Microsoft Dynamics、infor、GRANDIT…とあげていけばきりがありません。

多くの企業が導入しているから、価格が安いから、いい評判をよく聞くから、といった理由でERPを選んでしまっては、失敗に終わってしまうのは目に見えています。
ただでさえ高価な導入コストがかかるERPですが、導入後の効果がでていない中で決め手に欠ける選び方をしているままでは、現場の負担を大きくしてしまい、結局、余分な仕事を増やしてしまうことになるのです。

しかし、私たちのようなERPベンダーが要件定義でヒアリングをしている「選定のポイント」を事前にわかった上でERP選定の最終決定をチェックすることができれば、本当に自社に有益となるERPを選び取ることができるようになります。

そこで今回は、私たちが日頃お客様に対してアドバイスしているERPの選定で失敗しないための7つのポイントをお教えします。
ERPを決める前に、選定ポイントを抑えることができているかチェックシートで確認してみてください!

導入中のEPRについて把握できていないご担当者さんは、普段お付き合いのあるベンダーさんに、一度ヒアリングをしてみるのも良いかもしれません。

【比較に入る前に】ERPを比較する前にしておく3つのこと

ERPパッケージの情報を収集する前に、明確にしておかなければいけないことが3つあります。

導入の目的を明確にする

まず初めに、必ずしておかなければいけないことは、導入の目的を明確にすることです。ERPを導入すること自体が目的となってしまっているお客様によくお会いします。
その時には必ず「ERPを導入する目的はなんですか?」と問いかけるようにしています。

ERPを導入する目的が明確になっていないと、ERPを導入した後に必ず「こんなはずではなかった」という思いを抱えることになります。
ERPを導入することになった経緯とその背景をしっかりと整理したうえで、実現したい理想の姿を掲げることができれば、「このERPパッケージでそれが実現できるか」という視点で比較することができます。
理想の姿を実現できないERPパッケージは絶対に採用するべきではありません。

現状の課題を明確にする

次のステップは、実現したい理想の姿と現状とのギャップを認識することです。
理想の姿になるために「変えなければいけないことは何か」を捉えることが重要です。理想の姿になるために経営上の課題は何か、業務フローに問題はないか、現在のシステムで実現できないことは何か、といった視点で考えていきます。

実はERPの効果が感じられないと言われるお客様の多くが、現状の業務フローに合わせてERPを選定・導入されています。理想の姿に近づくためではなく、現状の姿にERPを合わせてしまっているため、ERPを入れたことで逆に手間が増えたり、ERP導入の価格が高騰したりしてしまいます。
導入の目的を念頭においた上で課題を捉えることが一番効果的なのです。

導入範囲を明確にする

現状の課題が明確になった後、どこまでERPでその課題をこなしたいのかを明確にする必要があります。見えた課題に対して、「すべてERPで解決する」としてしまうと、結果的にシステムの拡張や他システムとの連携で、予想外のカスタマイズが入り、膨大な費用がかかってしまうことになりかねません。一度でも導入してしまえば、容易にシステムの入れ替えができない以上、ERPで何を、どこまでしたいのか、これだけは実現したいなどの目標を立てることは、とても重要です。

ERPを比較する前のチェックポイント

  • 導入の目的を明確にする
  • 現状の課題を明確にする
  • 導入範囲を明確にする

これら3つののポイントを明確にするだけで、しっかりとしたRFP(提案依頼書)を作成することができ、ベンダーからよりよい提案をもらうことができます。
逆に、この3つが曖昧のまま進めてしまうと、予想外の費用や、莫大な時間がかかってしまいます。

この3つはしっかりと押さえておきましょう。

【比較に入ったら】ERPを比較するときの4つのポイント

いよいよERPについて情報収集をしていくわけですが、闇雲に情報収集していては時間ばかりがかかってしまいます。
私たちがお客様とERPを探していく時に抑えているポイントをご紹介します。

価格だけを見て 選ばない

どうしても、目が行ってしまうのが価格です。安いことに越したことはありませんが、現状の課題をクリアできなければ、導入価値はゼロです。せっかく導入したのに、現場では苦情の嵐・・・なんてことも。
あくまで一つの指標と捉え、導入する目的を忘れないようにしましょう。まずは、課題に対する機能がどこまで備わっているのかを、比較していくことをおススメします。

機能の数だけを見て 選ばない

すべての機能が、現状の課題に対して適切に対応しているとは限りません。逆に機能がありすぎて、業務が複雑になっているケースも少なくありません。現状の課題がどこまでクリアできるのかをよく確認し、きれいにまとまったERPをリストアップしていくと良いでしょう。

業界特化型ERPをはじめ、オプション機能により自分好みにカスタマイズできるERPがあります。さらには、オンプレミス型はもちろん、クラウド型のERPも登場しています。業務規模が大きくない場合はコスト面にメリットのあるクラウドのSaaS型ERPをリストに入れてみるのも良いかもしれませんね。

今だけをみて 選ばない

消費税が増税したのに、ERPが対応していない!?対応するのに1ヶ月かかる!?そんなことでは話になりません。法改正が起きても、迅速に対応してこそERPです。
そこに抑えておくべきポイントがあります。

それはサポート体制、スタッフの業務知識レベルです。導入後に何が起きても、迅速に的確に対応してもらうことが必要です。
ERPばかりに目が行きがちですが、導入後のサポートが良いERP提供企業の選定も大切になってきます。

業界・業種のERP導入事例・実績を確認する

話を聞いている限りとても良いERPと思っても、いざ導入するとまったく使えないなんてことになってしまうと取り返しがつきません。ERPをより知るためには、実績を確認することも大切です。

自社の業種、業態、規模から、その強み、弱みを聞いてみましょう。
特に失敗した事例を聞き、「きちんと対応しているのか」、「ERPの継続年数が長く、導入後にすぐに他のERPに切り替わっていないか」を確認すると良いでしょう。

ERPを比較する時のチェックポイント

  • 価格だけを見て 選ばない
  • 機能の数だけを見て 選ばない
  • 今だけをみて 選ばない
  • 業界・業種のERP導入事例・実績を確認する

この4つのポイントを念頭にERPの比較をしていくことで、自社に本当に適したERPに絞り込むことができます。

【導入後のオプション】将来を見据えたERPの選定

業務によっては、ERPではまかないきれない機能も発生してきます。ここでは、ERPと連携することでより強力に業務を遂行できるツールを、ご紹介いたします。
これらのツールが必要な場合、一体化されているERPを選定するのも一つの手ではないでしょうか?

営業支援ツール(SFA)

営業支援ツールは、お客様の固有情報や取引の情報を登録することで、適切なタイミングでお客様にアプローチできるように支援してくれるツールです。
さらに、登録している情報を様々な角度から分析し、今後の戦略や構築に活かすことができます。

ERPを効果的に長期稼働させるには、逐一お客様の、分析が必要になります。ERPと連携することで、より適切に業務が進めることができるでしょう。

BIツール

今後の運用を予測するため、お客様との取引のデータを活用しなければなりませんが、そのデータを使いやすいように、抽出し、分析、加工してくれるのが、BIツールです。

日々大量のデータがやり取りされるERPでは、自動的にほしい情報が手に入るのは、とても役に立ちます。業種によってはERP導入に不可欠かもしれません。
選定する際は、BIツールとの連携がどこまでされているのか、確認しておきましょう。

まとめ

ERPを選定する前に、必ず3つのポイント「導入の目的、現状の課題、導入範囲」を明確にしましょう。
これが不十分だと選定もその後の導入も、失敗に終わってしまいます。

そのあとに、ERPの比較・選定を行いましょう。
また、ERPに注目しがちですが、ERPを提供する企業のサポート体制や、その実績を見ることで、失敗のリスクを下げることができます。

そして最後になりますが、焦らないことです。
時間を十分に持ち、落ち着いてじっくり腰を据えて、検討しましょう。

お伝えしたERP導入時のチェックポイントをチェックシートにまとめましたので、ぜひERP導入検討に入る前にシートを使ってポイントを整理してみてください。

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自分に厳しく他人に優しくをモットーに、お客様の要望に合わせ日々ERPパッケージをカスタマイズしています。
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