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在庫管理業務の中に「棚卸」がありますが、すごく手間がかかるので社内の一大イベントになっていますよね。
管理している原材料が多いため、セクションごとに3度に分けて毎月棚卸をしている企業や、「棚卸をしてもどうせ合わないから」という理由で半期に1度しか棚卸しをしていない企業など、どの企業でも四苦八苦しながら棚卸をされています。
一つ一つ現物を目視してメモに残して・・・
データをエクセルに入力して・・・
一つでも在庫があわないと倉庫中を探し回ったあげく、実は工場の方にありました・・・なんてことも。
お客様と基幹システム導入の打合せをしていく中でも、棚卸の方法がどう変わるのか、もっと効率化できないか、といった話が出てこない時はありません。
棚卸をすること自体が目的になってしまっているような気がすることも多々ありますが、そもそも何のために棚卸をしているのか理解していますか?
現物を確認して数量・評価などを現実に把握するための手段です。
在庫は「棚卸資産」と呼ばれ、棚卸資産を確定することで、原価・利益が決まります。
そのため、棚卸は経営面において重要な意味を持ちます。
棚卸の方法は大きく二通りあります。
作業を止めて全員で実際の在庫を数える。
作業は止めないで、一部の棚から順番に棚卸しをおこなっていく方法。
コンピュータできちんと管理されている。
お客様の話にも出てくるように、あなたも棚卸を効率的におこないたいと考えていますよね。
そこで皆様が取り組んでいる棚卸の方法を4段階(おまけ+1)に分類しました。
従来の方法です。 以前までこのような方法が主流だったかとおもいます。
在庫の品質・数量を一つ一つ目視で確認し、棚卸表に記入。
そして記入したデータをエクセルに入力する。
①在庫確認漏れが発生
一つ一つ確認しているはずですが人間が行うものですからミスはつき物です。何かしら漏れが発生します。
②時間がかかる
数が膨大になると集計や入力の時間がすごくかかってしまいます。中には一週間かけて行う企業様もいらっしゃいます。
ハンディーターミナル(有線)とバーコードを利用する方法です。
少し規模が大きい倉庫だと導入されている場合が多いです。
バーコード管理している商品をハンディでスキャンし、数量を入力します。
ハンディーに溜め込んだデータを通信クレードルを介してパソコンへファイル送信します。
手作業で行っていた入力・集計が通信クレードルを通してパソコンにデータを送ることで自動化されます。
①在庫確認漏れが発生
バーコードで管理している商品をスキャンするので、商品がきちんと一定の場所に管理されていないと漏れが発生する可能性があります。
②室内が広いと通信クレドールに差し込むまでの移動に時間がかかる。
最近は無線ハンディーを使用するのが主流になっています。
有線のハンディと同様でバーコード管理している商品をハンディでスキャンすると自動的にパソコンに送信されます。
いちいちクレードルに差し込んでデータ送信をしなくても無線であればデータを自動でその都度パソコンに送信されます。
有線との大きな違いは、クレードルに差し込みにいく「手間」がなくなります。
また、都度データを送信するため、リアルタイムでの在庫数を把握することも可能になります。
①在庫確認漏れが発生
有線のハンディターミナルと同様にバーコードで管理している商品をスキャンするので、商品がきちんと一定の場所に管理されていないと漏れが発生する可能性があります。
②無線通信が行えるよう環境設定が必要
徐々に活用している企業が増えてきています。
ICタグで管理している商品をハンディでスキャンします。人手を介さず一括で複数の情報を読み取ることが可能です。
さらに、バーコードとは違いチップ内のデータを電波を使って書き換えることも可能です。
①バーコードや2次元コードに比較して価格が高い
②金属や水の影響を受けやすい
③ICチップが外部圧力に弱く、破損の可能性がある
アマゾン 最新 自動倉庫
棚卸し業務でも商品の保管場所に行かなくても自動で荷物棚ごと運んでくれるので作業の効率化があがります。
そのため、人件費削減 ・メンテナンス費用も大幅に削減できるといわれています。
(例)アマゾン 自動倉庫システム
棚が従業員のところに自動で運ばれてくるので、従業員は運ばれてきた棚の商品に対してハンディを使って棚卸をします。
従業員は一歩も動くことなく、棚卸がおこなえます。
①初期費用が高い
②製品ごとにロケーションを固定する必要がある
正確な在庫管理の実現にはまず棚卸をしっかりと正確に運用することが重要となります。
一度、自社の棚卸作業を見直してもいいかもしれません。
棚卸し作業は利益を左右させる重要な作業でもあるので効率よく取り組みコスト削減を目指しましょう。