ISI Days

2020年入社:テレワーク下でのOJT活動

こんにちは。2020年度OJT担当者です。
先月、2020年4月に入社した新人社員のOJT活動が終わりました。

OJTとは、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対し具体的な仕事を与えて、その仕事を通して、仕事に必要な知識・技術・技能・態度などを意図的・計画的・継続的に指導し、修得させることによって全体的な業務処理能力や力量を育成する活動である。

—OJT, Wikipedia

ISIでは、約1年かけてOJT活動を行います。

2020年度のOJT活動は、テレワークを主体としたもので、例年とは違った環境下で実施されました。
1年間の活動内容を振り返っていきたいと思います。

4~6月

新入社員の皆さんは、約3か月、社外でビジネスマナーとプログラムの基礎知識を付けるための研修を行います。本年はリモートでの研修でした。
参加した研修について、感想を聞いてみました。

研修はいかがでしたか?
  • 研修はしっかりしていて基礎知識が身についたことを実感できています。
  • チーム開発経験が一番身につきました。
    スキルに差がある人とどういったコミュニケーションをとれば認識に齟齬がなくなるか。
    どのタイミングでリスケをすればよいか。(マネジメントの観点)
    どういう機能をどこまで実装するか(締め切りや作業量の想定)など
リモート研修でよかった点はありますか?
  • 人の目を気にせず取り組めたことです。
    自分が分かる範囲はどんどん進めることができ、理解に時間がかかるところにウェイトを置くことができ、自分にあった勉強ができました。
  • 言葉で説明する力が身につきました。
    リモートでは、画面共有をしながら質問はできるものの、対面よりもニュアンスが伝わりにくく、言葉での説明が不可欠でした。そのため、質問時に質問を整理したり、他の研修生に教えるときも、どうすれば伝わるのかを考える機会が多かったです。
    実際にプロジェクトに入っても、お客様に説明するときなど、うまく伝えることの難しさに直面すると思うので、その練習になりました。
リモート研修で難しかった点はありますか?
  • 空気感がつかみにくかったです。
    他の研修生との交流が持ちづらかったです。発言する人がほとんど固定されていました。

7月~9月

研修を終え、7月から各部署に配属されます。
配属希望は、偏りがありすぎないかぎりそのまま希望部署へ行けることが多いです。
希望部署は、何が決め手となったのでしょうか?

所属部署を決めた理由は?
  • プロジェクトの期間が他部署に比べると長いから。
  • 基幹系システムがやってみたかったから。
  • 採用担当してくれた人が所属している部署だったから。
  • etc...

配属が決まった時点で、トレーニー(新入社員)に対してトレーナー(先輩社員)が1対1で付きます。

ここから本格的にOJT活動が始まるのですが、この時点で、2021年4月時点までに達成する目標を立てます。
大きく3つのテーマに分けて目標を立ててもらいます。

資格
基本情報技術者試験や、簿記など業務に関する資格です。資格によっては、会社から取得応援金が支給されます。
マナー
社内で作成したビズネスマナーチェックシートを使用し、基本業務の習慣化を図ります。
技術
プログラマとしての技術向上を目的としており、業務で扱うパッケージの知識を身に着けてもらいます。

上記目標を年間目標とし、毎月の目標、毎週の目標に落とし込んでいきます。
また、これらの達成チェックや、日々の業務について、週1回ペースでトレーナーと話し合う週次面談を設けています。
対話内容は、職場での対人関係や、プログラムや業務の質問など様々です。
トレーナー同士は、意見交換会として、月1回ミーティングが行われます。

これらの場は、2021年3月末まで続きます。

毎週の週次面談はいかがでしたか?
  • 定期的に振り返りができ、それに対し先輩の経験等からフィードバックがもらえたのでよかったです。
  • 「週次面談よかったな」と思うことがあるくらいに意義ある面談が出来ていました。
  • 振り返りや、気になっている疑問等を定期的に解消できるところがよかったです。雑談しやすいところもよかったです。
  • 面談時に知識吸収できました。

10月~12月

業務にも慣れてきた頃です。
この時点で、一度新入社員同士の交流の場が設けられます。
この年は、WEB上で行われました。

お互いの目標の進捗や業務内容、同期だからこそ話し合える場は、楽しそうでした。
仕事に慣れてきて、自分の業務スタイルができてきたかと思います。

在宅勤務が多い中、意識して取り組んだことはあったのでしょうか?

テレワークを行う上で、心がけたことはありますか?
  • トレーナーやプロジェクトメンバーに対して、自分の作業状況を可視化することです。
    姿が見えない分、まじめにやっていてもサボっていても伝わってこないため、なるべくこまめな状況報告をするようにしました。進捗の報告時には「次に何をするか」も伝えるようにしました。
  • 自宅の環境を整えました。
    デスクを購入したり、テレビをディスプレイ替わりにできるようにしたり環境整備をしました。
    リラックスして作業しやすいように音楽を掛けたりもしていました。

1月~3月

年が明けると、2021年4月に行われるOJT活動報告会のための準備をし始めます。
OJT活動報告会とは、名前の通り、全社員に向けて1年間の活動を報告する場です。
年間目標の達成についても、ここで発表します。

ここまではトレーナーが資料作成や業務をサポートしてきましたが、この発表資料だけは、トレーニー自信の力で作り上げます。プレゼン資料にも個性が出て、毎年楽しみなポイントです。

4月

10人のトレーニーの報告会が大阪、東京合同でWEB上で開催されました。
ひとりずつ、OJT活動、業務内容、その他フリーな内容と、10分間の発表を行います。
皆さん緊張しながらも、活動の振り返り、こうなっていきたいという今後の目標も伝えてくれました。

私はこの年、初めてトレーナーになったのですが、立派になったなぁとしみじみ思っていました。
次の新入社員のためにも、立派な先輩になれるよう、頑張ってください!
1年間お疲れ様でした。

2021年度のOJTもすでに活動が始まっています。

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