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2016年7月27日

日本企業の歴史と情報化社会とERP

2016年現在、今や多くの企業がERPを導入しています。ERPはなぜ求められるようになったのでしょうか?

日本の企業や経済の歴史と紐づけて考えてみたいと思います。

1.日本における企業の誕生

昔は、企業というものは存在しておらず、それぞれの人が自給自足の生活を送っていました。やがて都市ができ、豪商とよばれる商人が登場し、現代の「企業」につながっていきました。現代のような「企業」が形成されたのは明治時代、産業革命を迎えた頃だと言われています。
企業が力をつけていくことで、経済も発展していきました。特に、戦前・戦後の軍需景気,平成のバブル景気では、経済は大幅に活性化しました。その後、日本にも情報化社会の波が到来し、各企業の情報戦略による競争は現在も続いています。

では、なぜ情報化社会が拡大したのでしょうか。

2.情報化社会の拡大

情報化社会が拡大した理由の一つに、企業の規模が拡大したことが挙げられます。企業の規模が拡大したことにより、従業員の増加,取引先の増加,商品の増加など、様々なものが増えていくこととなり、これらの情報を保存・管理し、また、その情報をいつでも取り出すことができ、複数の人で編集・共有する必要がでてきました。
これらに共通しているのは、「スピードと同時並行」です。情報化社会の拡大により、情報を保存・管理・編集・共有するのにかかる時間を減らしたり、瞬時に必要な情報を引き出せ、伝達できるようになりました。

また、他にも、「計画」という側面からも情報化が進んだと考えられます。例えば、生産活動でいうと生産計画が該当します。どれだけの量をどのくらいの期間で製造すればよいか、という予測を行っていく必要性が生じてきます。また、営業活動でいうとマーケティングが該当します。どこの地域に、どのような商品を、どのような層に対して、注力するべきかという予測を行っていく必要性が生じてきます。情報化社会の拡大により、これらの予測や計画を素早く、効率よく行えるようになりました。

情報化社会の拡大の中で、ERPはどのようにして誕生したのでしょうか。

3.ERPの登場

ERPは1990年代後半ごろに海外で誕生しました。海外で作られたERPをそのまま導入しては、海外との商習慣との違いが大きいため、システムと業務とのギャップがかなりありましたが、日本の企業の体系に合わせて開発が行われるようになり、より使いやすくなった為、国内でも導入が進みました。
ERP以前の情報システムは、例えば、営業のデータの入力や、商品の在庫管理、売買の管理などの、部門ごとに行われる業務を、それぞれのシステムで管理していました。それにより、システム間の情報連携によるタイムラグの発生や、リアルタイム性の欠如、情報をバラバラに管理することによる資源の整合性の欠如などの問題がありました。これらの問題の解決のためにERPの導入がより進んだとも言えるでしょう。

このことからERPは、「部門最適型」であったシステムを、「全体最適」にするために作られたといえます。言い換えると、企業活動全体の最適化を実現するパッケージがERPということになります。業務の無駄を削減し、情報にリアルタイム性を持たせ、よりスピーディーな経営を実現することが可能となったのです。

4.まとめ

昔と異なり、情報化社会の現代の企業は、より正確にスピーディーな業務、経営が求められています。こうした課題を解決に導くために、ERPが求められるということは当然のことであり、必然なのではないでしょうか?

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