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2024年4月1日

在庫受払の必要性と効率化について

正確な経営数字を把握するためには、即時に正確に在庫の出入りをとらえる必要があります。しかし、スピードと正確性を担保してデータベースに反映するには、多大な労力が必要です。
そこで本記事では、在庫管理の目的とは何か、また在庫の出入りを記録する必要性などについてご紹介いたします。

在庫管理の目的

まずはじめに、在庫管理の目的には以下のようなことが挙げられます。

  • 在庫量を把握することで無駄な発注を防止し、余剰在庫を低減すること。
  • 在庫量を把握することで適切な数量で発注を行い、欠品を起こさない適正在庫に保つこと。
  • 欠品による販売機会損失を防止することで、顧客満足度の向上に繋がること。
  • 不要な在庫の保管スペースを低減すること。
  • 保管スペースにかかる光熱費・保管料のコストを削減すること。
  • ものを探す手間や棚卸にかかる作業時間を減らすこと。
  • 棚卸などにかかる人件費のコストを削減すること。
  • ものの出し入れがしやすくなることで、生産性の向上に繋がること。

適切な在庫管理を行うことで企業は必要な商品を適切な量だけ保持することができ、過剰在庫や品切れのリスクを減らすことが可能です。

在庫管理の受払とは

在庫の受払とは、在庫品の入出庫を記録することです。
これは在庫管理の基本的な作業であり、以下のようなメリットがあります。

  • 在庫の正確な把握
     在庫品の数量や種類、場所などを正確に把握することができる。
     在庫の過不足や紛失、盗難をいち早く察知することができる。
  • 在庫コストの削減
     在庫品の最適な発注量や発注時期を決めることができる。
     これにより、在庫コストや廃棄コストなどを削減することが可能である。
  • 在庫品の品質管理
     在庫品の消費期限や保管状態などを管理することができる。
     これにより、在庫品の品質低下や劣化などを防ぐことが可能である。

このように、在庫の受払は在庫管理において重要な作業です。手動だと即時に正確にデータベースに反映するには多大な労力が必要になりますが、在庫管理システムを導入したり、バーコードやRFIDを利用することで、ある程度効率化することができます。

しかし、在庫管理システムやバーコード、RFIDを利用しても、データの入力漏れや2重登録など、正確性は担保されたとは言い切れません。
ですが、ERPパッケージであれば、各業務を統合しているため入力漏れや2重登録を防ぎ、正確性を確保することができます。
以下で詳しくご説明していきます。

在庫の受払を伴う業務の効率化とは

在庫管理システム単体での導入の場合、次のような在庫の受払を伴う業務において、それぞれ別々の伝票を作成する場合が多いです。
ERPパッケージを導入することで、入力した仕入伝票や売上伝票の数量に連動して在庫データを計上したり引き落としたりすることができ、即時に正確にシステム上の在庫数量を業務に一致させることが可能です。

  • 出荷:売上を伴う在庫の払出のこと。(例:倉庫Aから得意先Xに商品を「出荷」する。)
  • 出庫:売上を伴わない在庫の払出のこと。(例:倉庫Aから倉庫Bに商品を「出庫」する。)
  • 入荷:仕入を伴う在庫の受入のこと。(例:仕入先Xから倉庫Aに商品を「入荷」する。)
  • 入庫:仕入を伴わない在庫の受入のこと。(例:倉庫Bから倉庫Aに商品を「入庫」する。)
  • 売上:商品を販売すること。(払出)
  • 仕入:商品や原材料を購入すること。(受入)
  • 棚卸:在庫の数や品質を確認すること。(受入/払出)

効率的に正確な在庫管理を行うためにも、ERPパッケージもご検討されてみてはいかがでしょうか?

おわりに

今回は在庫の受払の観点から、在庫管理の必要性と効率化についてご紹介いたしました。

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15年前からERP導入に携わっており、2010年よりGRANDITパートナー企業として、提案から導入までサポートさせていただいております。
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