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データ管理に重宝されている!「DMP」について

「データ活用したいけどやり方がわからない。」「顧客データの管理はツールでしているが管理だけで終わっていてそこからどうすればいいのかがわからない。」などとお悩みではないですか?

データは集めるだけでなく、分析できる形に変換しないと正しく活用することができません。

集めたデータの変換部分で活躍するのが「DMP」です。

今回は、その「DMP」についてご紹介いたします。

DMPとは

DMPとは、「Data Management Platform(データ・マネジメント・プラットフォーム)」の略で、「データを管理するプラットフォーム」のことです。

社内外に存在する膨大な顧客データを収集する際、「顧客の属性」「購入履歴」「購入総額」「行動履歴」など分野ごとでバラバラになってしまっていることがあります。

DMPは、そのようにバラバラに収集してしまっているデータを統合する際に活躍します。

また、DMPは「オープンDMP」と「プライベートDMP」という2種類に分かれます。

1. オープンDMPについて

「パブリックDMP」と呼ばれることもある「オープンDMP」は、自社ではなくデータを提供する企業が保有する顧客データを蓄積・管理するプラットフォームです。

データを提供している企業は数多くあり、各企業が持つWebサイトの行動履歴や顧客の属性などのデータを取得することができます。

自社だけでは把握しきれないデータを収集できるため、広い視野で分析することができるようになります。

また、新規事業を立ち上げたばかりで自社で蓄積しているデータが十分でない場合にもオープンDMPが有効だと言えます。

しかし、自社とデータを提供している企業のデータ分類が同じだとは限りません。
たとえば、顧客の年齢区分について、自社では10歳ずつ区分していたとしても、データを提供している企業では5歳ずつ区分しているため、両データから同時にセグメントするのが困難になることもあります。

プライベートDMPについて

プライベートDMPは、自社がWebサイト上などで収集したデータを対象にしたプラットフォームです。

実店舗やコールセンターからのオフラインな情報も含まれます。

実際に自社と関係があるデータであるため、分析することで、より自社の顧客に合ったマーケティングを行えるようになります。

DMPは、オープンDMPとプライベートDMPの2つに分かれるとご紹介しましたが、実際はプライベートDMPを自社に導入し、オープンDMPのデータとの両方を活用することが多いです。

2. DWHとの違い

次に、「DWH」との違いについてです。

まずは、「DWH」についてご説明いたします。

DWHは「Data Ware House(データ・ウェア・ハウス)」の略で、様々な顧客データを保存するためのプラットフォームです。

企業では様々なツールが導入されていますが、それらツール内のデータはツールごとに個別管理されており、全体的に把握するのが困難だという状況があります。

それを改善することができるのが「DWH」です。 DWHの登場で、CRM*やSFA**などの各管理ツールからのデータを一か所に集め、分析できるようになりました。

つまり、DWHは「データを一か所にまとめる役割」で、DMPは「まとめたデータを変換する役割」という役割に差があります

流れとしては、「DWHで各データ管理ツールからデータを集め、DMPで集めたデータを分析しやすい形に変換する」です。

*CRMについては「顧客情報の一元管理できていますか?顧客関係管理「CRM」について」をご覧ください。

**SFAについては「これでさらに営業UP?営業管理ができる「SFA」の全て」をご覧ください。

3. DMPのメリット

DMPを導入することで得られるメリットについて3つご紹介いたします。

分析用データを一括管理できる

DMP導入にあたっての最大のメリットは、各情報管理ツールからのデータを一括管理できるところです。

また、その管理されているデータは、分析がしやすいように変換してくれているので、全体像の把握や施策の立案などが容易にできるようになります。

各ツールごとにデータを集める手間が省けるので、業務の効率化や取得情報の抜け漏れリスク減少を見込むことができます。

顧客分析の精度が上がる

プライベートDMPを使用すると、「自社顧客」の購入履歴や行動履歴などのデータを分析することができます。

その分析から顧客の嗜好性や興味などが可視化されてくるので、一般論ではなく、自社に合うしっかりとした施策を打ち出していくことができます

新しい顧客層の獲得につながる

プライベートDMPでのデータと、同業のオープンDMPデータとを比較すると、自社にはいない顧客層が見つかるかもしれません。

同業他社にはいて自社にはない顧客層については、自社の顧客層にもなりえるはずです。

同業他社の分析や、その顧客層に向けての施策を考えることで、今まで自社にはいなかった新しい顧客層が獲得できるようになるかもしれません。

4. DMP導入するべき?

ここまでDMPについての基本的なことやメリットをお伝えいたしましたが、実際プライベートDMPの導入は必要なのでしょうか。

結論から言うと、もちろんDMPは「あった方がいい」です。

しかし、安価なものではないので、「絶対に導入すべき」とは言い切れません。

自社にまだ十分なデータが蓄積されていない場合、DMPを導入しても、十分な費用対効果が得られないでしょう。

また、DMPはCRMなど様々な情報管理ツールとの連携が必要になってくるため、自社に導入している情報管理ツールが十分でなければ、DMPでの効果も十分に得られない可能性があります。

導入を検討する際には、「十分な費用対効果が見込めるか」や「データ収集に使えるツールが機能しているかどうか」などを考慮するようにしてください。

また先ほどもお伝えしましたが、DMPは、様々な情報管理ツールとの連携が必要になってくるので、実際に導入するとなった際には、自社既存のツールとの連携が可能かどうかを確認するようにしましょう。

様々な情報管理ツールから集められたバラバラなデータを分析しやすい形に変換してくれる「DMP」ですが、導入コストが高いことや各ツールとの連携が大変であることがネックとなり、導入できていない企業がまだまだ存在します。

しかし、メリットでもご紹介したように、DMPの導入で、自社のマーケティング分析の精度が上がることはもちろん、新規顧客層の獲得も夢ではありません。

この記事を読んでいただいたのを機に、「DMP」導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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