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次世代のSNS?メタバースについて

近年話題にあがっているメタバース、名前はよく聞くけど実際にどういうものなのか、どういうものがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか?

今回はメタバースの概要から作成方法、実例についてまで紹介します!

1. メタバースとは?

インターネット上に構築された、複数のユーザーが同時に参加できる仮想空間を指します。

自分の分身となる「アバター」その仮想空間上に入り、他のユーザーとコミュニケーションを取ることできたり、仮想空間内で買物やライブに参加することができます。

メタバースでは場所に捕らわれず、仮想空間上で様々な体験をすることができるのです。


そんなメタバースについて、読者の皆様も調べていく中でプラットフォームという単語がよく出てきたと思います。

メタバース空間とは別のものであるプラットフォームは何なのか、メタバース空間とは何が違うのか説明していきます。

2. プラットフォームとは?

プラットフォームはメタバースを構築する上で基盤となる「サービス」のことをいい、代表的なプラットフォームはVRChatClusterDOORがあります。

メタバース空間に入るためのサーバーの構築、メタバース空間内で他のユーザーとコミュニケーションをとるためのテキストチャットやボイスチャット、仮想空間内を見て回るための移動の処理などをプラットフォーム側が用意してくれています。

プラットフォームという「サービスを利用」して「メタバース空間に入る」というのが基本的なメタバースの流れです。

次にメタバース空間の作り方について、簡単に説明します。

3. メタバース空間の作り方

メタバース空間の作り方は大きく分けて2つの工程があります。

1つ目はデザイン面です。

メタバース空間のほとんどが3D空間であるため、その空間上に配置するための3Dモデルの作成をする必要があります。

Blenderという3DCG制作ソフトウェアで作成するのが、一般的です。

また3Dモデルの作成の他にも、色や質感を表現するためのマテリアルの作成、3Dモデルに動きをつけるためのアニメーションの作成をする必要があります。

Blender3DModeling

Blenderを使用した3Dモデルの作成

2つ目はシステム面です。

デザイン面で作成した3Dモデルやそのアニメーションを実際に動かすためのプログラミングと、メタバース空間上で3Dモデルの座標を指定して設置する必要があります。

Unityというゲーム開発エンジンを使用するのが一般的です。Unity

Unityを使用した3Dモデルの設置

デザイン面とシステム面の技術力と3Dについての知識があることで、メタバース空間の作成ができます。

4. メタバースの現状

ここまでメタバースについて、どのようなものなのか紹介してきました。次にメタバースが現在どのようなものに使われているのか紹介していきます。

現在のメタバースは、強みである距離や場所にネックがあったものの代用に活用されることが多く、さらに現実のものに+αの価値を加えたりすることで、現実では味わえない体験を提供できます。

例えば、ライブイベントではゲームのようなエフェクトを追加することで臨場感の向上、メタバース上で観光地を再現する際には、過去の景色の再現など現実にないものを作成しバーチャル空間上で疑似体験をさせることができます。

(例:米津玄師 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITEバーチャルOKINAWA日光市教育旅行メタバース)

また、現実に一切存在しないフィクションの世界を作成し、ゲームのようにエンタメコンテンツとしてフィクションの世界に入ったような体験を提供する場合や、ユーザーがメタバース空間をプラットフォーム上にアップロードし、そこで集まってコミュニケーションをとることをメインにしたメタバースも存在します。

(例:ガンダムメタバースVRChat)

どのメタバースであってもユーザーがその場にいなくても実際にその場にいるような体験をすることができるという特徴があります。

5. メタバースの今後

今後、メタバース技術の進歩や普及が進むにつれて、現在のXやInstagramのようなSNSの代わりにメタバース上でコミュニケーションをとる時代が来るかもしれません。そうなった場合、メタバース空間上に広告を置く需要が高まり、メタバース空間向けの広告を作成する業務が増えてくると予想されます。

メタバース空間向けの広告を作成するためには、メタバース空間の作り方であげたように3Dモデルを作成するデザイン面とそれらを動かすシステム面の2つの技術力が必要になります。

メタバースが現在のSNSのようにスタンダードのものになることを予想して早い段階から、メタバースに対してアプローチしていくことで大きなビジネスチャンスを獲得することができるかもしれません。

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