ISIT

商品の良さがダイレクトに伝わる!動画EC構成例4選

  • EC
  • マーケティング

「動画ECを制作したい。しかし、どのような内容にすれば良いんだろう。」「そもそも、動画ECを活用することで何が変わるんだろう。」という疑問や課題を抱えてはいませんか?今回は、動画ECがもたらすメリットと、実際の動画ECの内容例を4つ紹介します!

1. 本記事での動画ECの定義

みなさんは、インターネットで商品を購入したことがあるでしょうか。大半の人が、インターネットショッピングを活用しているのではないかと思います。では、そういったサイトに動画が掲載されているのを見かけたことはありませんか?それが、今回のブログで紹介する動画ECです。

ECサイトや自社の商品紹介サイトなどで商品紹介をする際、今までは文章と画像で行うことが一般的でした。最近では、商品紹介を動画で行い、それを掲載しているサイトも少なくありません。そこで今回は、「商品紹介をする動画」を動画ECの定義として扱っていきます。

2. 動画ECを取り入れるメリット

まず、商品紹介ページなどに動画ECを取り入れるメリットについて、販売者側と消費者側のそれぞれの観点から2つづつ触れておきます。

  • SEOの効果があがる
  • 汎用性が高い
  • 実際に利用しているシーンを想像しやすい
  • 文章を理解する手間が省ける

SEOの効果があがる

販売者側のメリット1つ目は、SEOの効果があがることです。
動画ECがあることで、ユーザーのページ滞在時間が延びます。また、動画ECを見て興味をもったユーザーが更に情報を得ようと、今度はECサイト内のテキストや写真などを観ることによってさらに滞在時間がプラスされるので、SEOの観点からの良い評価結果が期待されます。

汎用性が高い

販売者側のメリット2つ目は、汎用性が高いことです。
動画ECを一度制作することで、YouTubeなどのSNSに再活用することができます。そこから自社商品の動画ECをたまたま閲覧した潜在的な新規ユーザーの獲得を見込むことができます。

実際に利用しているシーンを想像しやすい

消費者側のメリット1つ目は、実際に利用しているシーンを想像しやすいことです。
テキストや画像だけで商品の情報を得た時より、動画ECから商品詳細を見た場合の方が実際の使用感が想像しやすいので、「購入前のイメージとのギャップが起こりにくい」ということで、より納得し、満足したネットショッピングが可能になります。

文章を理解する手間が省ける

消費者側のメリット2つ目は、文章を理解する手間が省けることです。
文章で行う商品紹介では、多くを伝えたいあまりどうしても長くなってしまっていることが多いです。そうなると、消費者は読むことに疲弊してしまい、ページから離脱してしまうかもしれません。
動画ECを見てもらうことで、「視覚」だけでなく「聴覚」からも情報を得ることができるので、文章から得られる情報よりも多くの情報を短時間で手に入れることができます。

3. 動画ECパターン4つ

先ほどの章では、実際にECサイトで動画EC掲載することで、どのようなメリットがあるのかを紹介しました。この章では、実際に活用されている、比較動画をはじめ、4パターンの動画ECの内容を紹介します。

  • 比較検証動画
  • リアルな現場紹介動画
  • HOW TO動画
  • 使用感動画

比較検証動画

1つ目は、他社商品との比較検証を動画にするパターンです。
シャワーヘッドを例に出してみます。自社のシャワーヘッドと他社のシャワーヘッドで同じ汚れを落とし、「自社商品の方が洗浄力が高い結果となりました。」というような、明確に優劣がわかるような違いを動画にすることで、自社商品の魅力を伝えることができます。

リアルな現場紹介動画

2つ目は、紹介する商品が実際に作られている工程など、リアルな現場を動画にするパターンです。
これは、特に伝統工芸品や化粧品、サプリメントなどを紹介動画にする際に有効です。価値のあるものでも、値が張るものは、なかなか購入してもらいにくいのが実情です。

そこで、製造工程や職人が一つ一つ手がけて制作している映像を取り込むことで、その商品には付加価値があることを視聴者に伝えることができます。また、原材料がどこでどのように集められているのか、どのような衛生管理の元で作られているのかなどを動画にすることで、商品の安全性を伝えることも可能です。

下記のenkuのサイトで紹介されている動画では、活動風景や染色工程などを紹介することにより、伝統工芸品の良さを伝えています。
enku:http://enku.comfortable-time.com/

HOW TO動画

3つ目は、組み立て方や使い方を動画にするパターンです。これは購入してから使用するまでに組み立ての工程が必要とされる商品や、多くの機能が搭載されているなど、説明書だけでは伝わりにくいと考えられる際に有効です。
例えば、説明書に「部品Aの①の部分にa③のネジを付ける」と書いてあり、「部品Aの①ってどこ?」や「a③のネジってどれ?」とユーザーが混乱してしまうのをHOW TO動画を用いることで、防ぐことができます。

下記のIKEAのサイトでは、実際に売っている商品を用いて、組み立て方やコツなどを説明しています。
IKEA:https://www.ikea.com/jp/ja/customer-service/product-support/assembly-guides/assembly-method-and-adjustment-pubd72137c0

使用感紹介動画

4つ目は実際の質感や使用感などを動画で見せていくパターンです。これは、ファッションや趣味用品などに有効です。
例えば服や靴などの、購入するまで実際に履けず、素材やフィット感が伝わらないものを動画ECで紹介します。視聴者は、自分と同じ性別・体格の人が着ている様子を動画で確認することで、購入する前に似合う似合わないをより想像することができ、購入後、届いてからのミスマッチを減らすことが可能です。

下記のZapposは海外のシューズを販売しているサイトですが、商品一つ一つに動画ECが掲載されており、実際に靴を履いた時の感じや、質感などが伝わりやすくなっています。
Zappo:https://www.zappos.com/

動画ECがあることで、商品紹介ページが単調になってしまうのを防ぎ、飽きの来ないページにすることができます。また、動画ECの内容に関しては、実際の商品紹介だけでなく、制作工程なども織り交ぜることで、商品の安全性や信頼性、魅力を伝えられます。

3章でお伝えした例を参考に、動画ECを作成・活用していただき、消費者の商品紹介ページ滞在時間を延長させ、商品の周知・売上アップを狙っていきましょう!

加えて、動画ECを商品紹介ページに掲載するだけではなく、さらに認知度を高めるために、YouTubeやInstagramなどのSNSにも積極的に活用してみましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。