4. クラウドサービスの比較
今回利用したのは、オラクル社が提供する「Oracle Cloud Infrastructure」です。
他のクラウドサービスに比べると後発なサービスで認知度はまだまだですが、後発であるため、最新のクラウド技術によって構築されており、価格は圧倒的に低く抑えられています。
また、最新の技術によりクラウドの速度も他社より高速です。
今回と同等の構成をAWSで費用を算出するとOCIに比べて倍以上の金額になります。
実際の内訳は以下の通りです。
AWS | クラウドサーバー1台 CPU 2Core メモリ16GB ストレージ47GB $190.88/月 追加ストレージ700GB スナップショットバックアップ $115.5/月 $306.38/月 レート145円 44,425円 VPN接続 $35.04/月 レート145円 5,080円 合計 49,505円/月 |
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5. 移行手順
以下の図が移行前の構成概要です。
そして、以下のように移行しました。
実際に構成を移行した手順は以下の6つです。
- 移行の手順の作成
- 移行作業の検証
- OCI上に本番サーバー構築
- ActiveDirectoryのドメインコントローラー移行
- 現行サーバーから共有しているファイルデータを移行、同期設定
- 現行サーバーのコンピュータ名をクラウド上のサーバーに設定
2番目の検証作業はクラウドなので、1週間程テストサーバーを立てて検証しました。
検証後はサーバーを削除するので1週間分の費用で済みます。
オンプレでは気軽に出来ない作業ですね。
この作業は、一週間程で完了します。
データ量によりファイルの移行期間が変わりますが、同期の設定をすることによりコピー中に発生した新たなファイルも移行されるので、サーバーを止めることなく移行が出来ます。
まとめ
当初、社内共有サーバーの移行にためらいがありましたが、実際にやってみると意外と簡単で スムーズに作業が出来ました。
今後は現行サーバーの撤去を行う事で、サーバールームのスペースが使えるようになり、サーバールームのエアコンの電気代も節約でき、機器の故障の心配からも解放されます。
同じお悩みを抱えている方はご相談頂ければと思います。
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