『NASからBoxへ』
60万件のファイルを「Boxアダプター」で全自動データ移行
ピアサービス株式会社
ピアサービス株式会社は、建物のライフサイクルコストの観点からビル事業全体を捉え、事業活動を通じてお客様の資産価値向上に貢献しています。
「総合ビル管理」「エネルギーマネジメント」「コンストラクションマネジメント」「ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)」の4つの分野で事業展開しており、40年以上に亘って培った管理経験のノウハウとネットワークを活かし、総合的なソリューションを提供しています。
お話を伺った方
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取締役総務部長
藤原 克行さん
Boxの利用開始 -導入の経緯-
販売管理などの基幹システムをはじめ、グループウェアやファイルサーバーをNASで利用していました。
NASを自社で管理することが大変になってきたのに加え、近年のクラウド化の流れを汲み、基幹システムやグループウェアをクラウドに移行してきました。その一環として、ファイルサーバーに「Box」を採用しました。
「Boxアダプター」を利用したファイル移行
Boxを導入したものの、移行作業がなかなか進みませんでした。Boxへ手動でファイルを移行しようとすると、一度に100ファイルまでしかアップロードができず、60万以上あるファイルを手動で移行するのは現実的ではありません。また、アップロードに失敗したファイルの特定ができず、非常に困っていました。
そんな中、業務改善の目的で検討していたASTERIA Warp Core+の「Boxアダプター」を利用することで、移行で困っていた問題が全てクリアできるのではないかと提案いただきました。ほぼ全自動で移行が可能な上に、移行に失敗したファイルの特定も可能ということで、困っていた問題がクリアになり、NASからBoxへの移行が可能だと確信しました。
できるだけコストをかけずに短期間で移行を済ませたいと思っていたので、その点でも納得できました。
ファイル移行作業は運用管理とエラーファイルのアップロード
ASTERIA Warp Core+とBoxアダプターを利用したファイル移行をしましたが、使っているという感覚はありませんでした。
フォルダ構成が部門ごとにわかれているため、部門フォルダ単位で移行を行いました。移行中のファイルサーバーの使用を禁止するために、一時的な保存領域を用意し、事前の周知を行っていたので、トラブルなく移行開始を迎えることができました。当初は一部門ずつ行う想定でしたが、ファイル数が多く時間がかかるため、ある程度並行して移行を実施しました。一番ファイル数の多い部門で15万ファイルありましたが、10日で終わったのは十分に納得できる早さでした。何より、移行期間中に監視する必要もなく、通常業務と並行して行えるというのは効果絶大でした。
ファイル名に特殊文字が使われていることなどが原因で、移行エラーになっていたファイルが60万件中2,000件ほどありましたが、どのファイルがエラーになっているのかが一覧化されているため、原因の特定や再アップロードが容易でした。
手動で移行をすすめていれば、まだ移行作業が終わっていないと思いますし、なにより移行作業にかかる時間が大幅に削減されたので、満足しています。
今後の活用について
今回はNASからBoxへの移行の用途でASTERIA Warp Core+とBoxアダプターを利用させていただきました。今後ますますBoxを活用していく中で、様々な課題・問題があがってくることが予想されます。そんなときに、ASTERIA Warp Core+やBoxアダプターを用いて、課題の解決、業務効率化・自動化ができないかを検討していきたいです。
Boxアダプターについて
今回ご利用いただきました「Boxアダプター」は、ASTERIA Warpシリーズで利用できる機能拡張アダプターです。
Boxアダプターを利用することで、複雑な開発をすることなくBoxとの様々な連携が可能となります。
Boxアダプターについての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.isi-grp.co.jp/asteria/adapter/box-adapter/
会社名 | ピアサービス株式会社 ホームページ |
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所在地 | 兵庫県明石市松の内1-1-26 |
事業内容 | 総合ビル管理 / エネルギーマネジメント / コンストラクションマネジメント / ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO) |
※記載の会社情報、部署名、役職名等は取材時のものです。