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CVがみるみるUP!送信させるフォームを作るEFOとは

資料請求やお問い合わせ、商品購入してもらう際に必要なのが、「ユーザーからのフォーム送信」です。

フォーム送信をコンバージョンにしている企業もたくさんあります。

顧客とのコンタクトポイント生成につながるフォーム送信ですが、入力項目が多すぎるなどの理由でユーザーがフォームの入力から途中離脱してしまっている可能性があります。

フォームに最後まで入力し、送信してもらうためにも、フォームを最適化しておく必要があります。

今回は、フォーム最適化のために改善する施策「EFO」についてご紹介いたします。

1. EFOとは

EFOとは、「Entry Form Optimization(エントリー・フォーム・オプティミゼーション)」の略で、「入力フォーム最適化」を意味します。

Webサイト上における会員登録や購入、資料請求などの入力フォームを最適化することで、ターゲットの離脱率を下げ、改善していく施策のことです。

入力フォームでの離脱率を下げることで、資料請求や商品購入といったコンバージョンの向上に繋がります。

2. EFOが大切な理由

次にEFOが大切な理由を企業目線からとユーザー目線から両方お伝えします。

企業目線

SEOや広告など費用をかけてWebサイトに集客し流入したもらったユーザーに対し、良いコンテンツを提供しフォームまでたどりつかせたとしても、最終的にフォームの「送信完了」までならないと、コンバージョンにはなりません。

一般的に、入力フォームまでたどり着いたユーザーのうち、60%~70%もの人が入力段階で離脱してしまうと言われています。

フォームを改善し、フォームの送信率を高めることがコンバージョンに繋がります。

ユーザー目線

ユーザーがサイトに訪問し、会員登録や購入、資料請求などのアクションを起こす際に必要なのが、フォームの入力です。

フォームは、個人情報を入力するためユーザーが不信感を抱きやすいところとなっています。

その不信感の上に長く入力しづらいフォームであれば、ストレスも増え、離脱してしまいます。

そのため、ユーザー視点でフォームを入力しやすくし、ストレスや不信感を感じることなくスムーズに入力完了できるようにしておくことが大切です。

3. 改善が必要なフォームとは

では、実際に改善が必要だとされるフォームはどのようなものでしょうか。

長すぎるフォーム

入力項目が多すぎるフォームはユーザーにストレスを与えてしまいます。

アンケート調査会社が、入力フォームから離脱した人に取った「なぜ入力を途中でやめたのか」というアンケートでは、「項目数が多かったから」という回答が最も多かったそうです。

ユーザーの情報をたくさん取得し、マーケティング活動に活用したいという気持ちから、入力項目を多くしてしまっているフォームがたくさん見られます。

しかし、入力項目が増えれば増えるほどそれに比例し、フォームから離脱するユーザーが増えてしまいます。

入力しにくいフォーム

かつて問い合わせなどのフォームはPCから行われることが一般的でした。

しかし、スマートフォンが普及してからは、スマートフォン端末からWebサイトへ流入し、フォーム送信するユーザーが増えてきています。

PC画面用に設計されているフォームをスマートフォンから表示すると、入力枠が小さいなどの使い勝手の悪さからフォームへの入力をあきらめてしまうユーザーが出てきてしまいます。

半角全角などの入力エラーを起こしやすいフォーム

途中離脱してしまうユーザーは、はじめは入力していこう。という気持ちがあったものの、入力中に何らかの困難やめんどくささを感じたり、アクシデントが発生したユーザーだと考えられます。

入力エラーが生じたためユーザーに再入力させることも離脱に繋がります。

つまり、半角のみで入力すべき箇所や、電話番号にハイフンが不要などはあらかじめ明示してあげると、入力エラーになる可能性が低くなるため効果的です。

4. 具体的なEFOの改善ポイント7つ

改善が必要なフォームを洗い出したとしても、実際にどう改善していけばいいのかが問題です。

そこで、実践できるフォームの改善施策を具体的に7つご紹介いたします。

入力項目を減らす

まず1つ目は、「入力項目を減らす」ことです。

「ふりがな」や「FAXの番号」などの「これはいるの?」という入力項目が続くとユーザーは途中離脱してしまいます。

ステップを踏んでダウンロードしていく資料請求などでは、1度目の資料請求の際と2度目の資料請求で項目を変えてみるのも効果的です。

また、ユーザーが2度目のお問い合わせをする際に、1度目に入力してくれている項目については自動で入力しているように設定してあげることも途中離脱を防ぐ手段です。

たくさん情報を得たい気持ちを抑え、必要最低限な項目以外は減らしましょう。

必須項目と任意項目を見直す

2つ目は、「必須項目を見直す」ことです。

現在必須項目としている項目は本当に必須なのか、任意項目ではだめなのかを考え直してみてください。

必須項目の見直し

上記画像のように必須項目には必須、任意項目には任意と記載してあげると、必要最低限の情報しか入力したくないと考えているユーザーでも、フォーム送信のハードルを下げることができます。

住所は自動入力にする

3つ目は「住所を自動入力できるようにする」ことです。

郵便番号から住所を入力というボタンを用意しておき、郵便番号を入力させたあと自動で住所を入力するといった形にしておくと、ユーザーの手間を減らすのはもちろん、住所入力ミスも減らすことができます。

入力ステップを表示する

4つ目は、「入力のステップを表示させる」ことです。

この項目で入力終了だとおもったら入力項目がもう1ページ存在したとなると、ユーザーは途中離脱してしまう可能性が高まります。

入力ステップの表示

フォームが複数ページにわたってしまう場合には、上記画像のようにナビゲーションを用意し、自分の入力が今どのくらい進んでいるのか、視覚的にあらわしてあげましょう。

電話番号や郵便番号などの項目は分割しない

5つ目は、「項目の分割をしない」ことです。

電話番号や郵便番号の入力では、電話番号であれば3つ、郵便番号では2つのハイフンごとに入力する枠を分けたくなると思います。

枠を分けてしまうと、入力に手間がかかり面倒だと感じられてしまいます。

電話番号や郵便番号に入力欄は分けず1つにしましょう。

たとえ入力項目を1つにしていたとしても、ハイフンの入力を必須にしていると、入力の際にユーザーはストレスを感じてしまうので、ハイフン不要やどちらの形式でも可としてあげましょう。

入力例を表示する

6つ目は、「入力例(プレースホルダー)を表示させる」ことです。

プレースホルダーの表示

上記画像のように、入力欄にあらかじめ薄い字で入力例を表示することで、項目にどのように入力すればよいかを考える負担を減らすことができます。

エラー箇所と内容を明示する

さいご7つ目は、「エラー箇所と内容をその都度表示させる」ことです。

頑張って全項目に入力をした後、エラーがたくさん出ると、ユーザーは訂正するのを手間だと感じてしまいそのまま離脱してしまう可能性があります。

エラー内容の表示

送信ボタンを押した際に一気に入力エラーを表示し、はじめからやり直しさせることのないよう、上記画像のように、エラーがあれば入力した時点で修正指示が表示されるようにしましょう。

今回は、Webサイト上などにおけるユーザーがお問い合わせや資料請求、商品購入などのアクションを取る際に必要となる「入力フォームを最適化」する「EFO」についてご紹介いたしました。

自社でEFOに取り組むのが難しい場合は、EFO用のツールも存在するので、導入を考えてみてはいかがでしょうか?

ツールによってできることできないことが異なってくるので、自社のフォームのどこを最適化したいのかを入念に考えてから、それに対応できるものを選びましょう。

もちろん、自社内で完結させることもできます。

自社内で行う場合には、誰かに1度フォームに入力してもらい、ストレスを感じた場所や離脱しそうになった場所をヒアリングしてみてください。

そして、該当箇所を最適化し、もう1度テストしてみてください。
これを繰り返し、指摘がなくなると入力フォームの最適化ができたということです。

実際のフォーム送信数などを追いかけながら分析し、よりよいフォーム送信のコンバージョンを獲得していきましょう。

EFO

株式会社アイ・エス・アイソフトウェアーは、WSR(Work Style Re-engineering)をテーマに、企業における一連の業務フローに対応したソリューションをトータルで提供するIT企業です。お客様に最適なIT基盤を構築することで、ワークスタイルの改善・働き方改革の実現をサポートします。

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