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部下が成長するためにあなたが持つべき○○とは?

  • 営業
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部下がうまく育たない。部下の育て方がわからない。といった悩みを抱えてはいませんか?
原因は様々考えられますが、その原因がもしあなたのせいだとしたらどうでしょう。

公益財団法人日本生産性本部が面白い調査を行っています。同社調査の新入社員の特徴によると、新入社員のタイプが平成29年は「キャラクター捕獲ゲーム型」とされています。
これは買い手市場であったのに加え、スマホ片手に東奔西走することで比較的容易に内定は出たが、このことが原因となり始めは熱心に取り組みはしても早期離職などが危惧されるので、やりがいや目的の提供が必要であるということが由来になっています。

平成28年度は「ドローン型」、平成27年度は「消せるボールペン型」とされ、平成29年度だけではなく、ここ3年は新入社員にはやる気はあり、スキルもあるので後はそれを上司がどのように活かしていくかといった意味合いのことが言われています。

では、どうして部下が育たないといったことが言われているのでしょうか。ここでは20代社員の部下にスポットを当ててみていきましょう。

どのような部下の育て方をしていますか?

今の育て方が上手くいっていないということを感じられているとは思いますが、何が悪いのでしょうか。一度、今の育て方を整理してみましょう。
私たちが部下が上手く育てられないと相談を受ける営業の方は、大きく2つのタイプにわけることができます。

  • 部下を信じて仕事を任せていない
  • 部下の仕事を認めることができていない

「そんなことはない!」という気持ちもわかりますが、実は以下のような行動をとってしまってはいませんか?

部下を信じて仕事を任せていない

営業の仕事の流れのうち、提案のための資料作成の部分だけを任せたり、初回接触のためのアポイントだけを任せたり、仕事の一部分だけを切り出して任せていたりしませんか。実際に今まで任せていなかった他の領域の仕事を部下に任せようとした考えた結果、失注するリスクや体外的な評価が頭をよぎってしまい、なかなか任せることができないという状態になっていないでしょうか。
さらに、部下に提案書を作成させたはいいものの、あまり期待できるものでなかった場合に、指摘をして修正をさせるのではなく、自分で作り直してしまうといった経験があれば、これは部下の成長の機会を奪っていることになります。

部下の仕事を認めることができていない

部下が自分よりも営業成績をあげることを無意識下で抑制してしまっているパターンです。
上司は潔く部下を自分より上の役職であると認められない場合が多いのです。そのため、上司が自分のノウハウを自身の中に溜め込んでしまい、部下の育成を中途半端な段階で止めてしまうといったことが起こってくるのです。
本来あるべき育て方は、部下に自分が持っている情報を惜しげもなくすべて教え、心から部下の成長を望むことです。そのうえで部下が上司を超えることを容易に許さず成長し続けていき、常に先を行く存在であるという姿勢を見せていくことが部下の成長に大きな影響を与えることになるのです。

実はこのような状況は自分が意識していない所で起こっていることが多いです。なので、この2点の行動をとっていないかを意識的に見直すことが重要です。

仕事を任してみることで最初こそうまくいかないかもしれませんが、部下の失敗を認め、経験を重ねさせることで、部下の仕事のできる幅が広がり、できる部下を育てることができるのです。信じる・任せる・認めるを上司が実際に実施していくことで、部下は期待に応えようという気持ちを強く持つようになり、成長につながっていくことになるのです。

これが正しい部下の育て方!

部下が伸びるも腐るも上司次第とはよく言ったもので、実際に部下の育て方に関して考えていった際、このことが事実であるということは認めざるを得ません。実際にあなたは部下を本当にきちんと育てられていますか?

100%の覚悟をもって育てられていない上司が多い

うまく部下を育てられないという悩みを抱えている上司の多くは「100%の覚悟」をもって育てられていないということがあります。
先にも挙げたように仕事を初めから終わりまでの一貫した仕事として任せていない。部下に能力が超されることを恐れて育て方が中途半端になっているということが露呈しているように、全力で育てることができていない場合が多いのです。こうなってしまっては、しっかりと育てることができれば能力を発揮できる部下も、中途半端な育て方を前に能力をうまく発揮できずにくすぶっていることしかできない状態になるのです。

そこでそれを解決するのが100%の覚悟をもって育てるということです。

  • 少し厳しいかなと思ったことでも部下の成長を願って任せてみる
  • 部下が育つことを一番に願って行動を起こすようにする

こうした100%の覚悟を持った行動をとっていくことで、今までうまく育てられなかった部下の育て方がうまくいくようになるでしょう。部下の成長のためにはやはり多少のリスクを含めた覚悟が重要になってくるのです。

では最後にここで、育て方に関する有名な名言として旧大日本帝国海軍の連合艦隊司令長官を務めていた山本五十六の言葉を紹介します。

「やってみせ、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている姿を感謝で見守って信頼せねば人は実らず。」

この言葉は今でも育て方において名言・格言と言われています。こうしてみると昔から育て方の本質は変わってないのかもしれません。繰り返しになりますが、山本五十六の言葉にもあるように部下を信用し、実際に任せてみることで、できる部下へと成長するきっかけになるのかもしれません。

まとめ

ここまで部下の育て方についてみていきましたが、実際にイメージは湧いたでしょうか。間違った育て方、今まで気づいていなかった育て方と様々あると思います。上司のあるべき姿として部下の成長を何よりも願い、そこに尽力を注ぐことが重要になるのかもしれません。部下がうまく育たない、育て方がわからないと思っている方は一度育て方の在り方を見直してみるといいかもしれせんよ?

しかしながら、そうは言っても忙しいというのが実際のところかもしれませんよね。自分の仕事を楽にすることができればそういったことにも手が回しやすくなるでしょう。そういった際に仕事の一部を自動化するツールとしてSFAというものがありますので、興味があるの方は一度調べてみてはいかがでしょうか?