以下の内容について、ご確認をお願いいたします。
①ファイアウォールの設定画面を開き、Boxのサービスやアプリケーションを利用するために必要なポートが許可されているかどうか確認してください。
許可が必要なポート番号は443です。
ポート443が許可されていない場合は、設定を追加して許可してください。
②Boxのサービスやアプリケーションを利用するために必要なドメイン/ホスト名が、ファイアウォールの許可リストに登録されているかどうか確認してください。
登録されていない場合は、下記の記事の「1a.Boxの主要ドメイン」に記載されているサブドメインをすべて登録してください。
https://support.box.com/hc/ja/articles/360043696434-Boxアプリケーション用のファイアウォールの設定
ワイルドカードドメインを登録できない場合は、次のように固有のホスト名を許可してください。
※以下のドメインは、Boxアダプターからアクセスされるため許可が必要です。
③セキュリティーソフトによってBoxとの通信がブロックされていないか確認してください。
Boxアダプターで使用するBoxアカウントには、管理者権限または共同管理者権限が必要です。
使用しているBoxアカウントに、管理者権限または共同管理者権限が付与されているか確認してください。
接続テスト実行時、またはフローの実行時のフローサービスログに、下記のエラーメッセージが出力されているか確認してください。
「Error parsing PKCS private key Box Developer Edition」
2023年10月にBoxの暗号化方式が変更され、変更後に生成したキーはBox Java SDKで使用していたライブラリのバージョンでは互換性がなくなったために発生しているエラーです。暗号化方式の変更前に生成したアプリのキーでは接続できますが、変更後に新たに生成したアプリのキーは接続できません。
<参考>
※Box社サイトページ:https://support.box.com/hc/ja/articles/14648229890195
※詳細:https://github.com/box/box-java-sdk
暫定対応として、キーペアを手動で生成し直すことでエラーが解消されます。
手順の詳細については、下記リンクから資料をダウンロードしてご参照ください。
※Box共有リンクを添付※
※ただし、Box社の暗号化方式変更はセキュリティ強化を目的としたアップデートで、暫定対応の手順はセキュリティを一時的に緩和することによってエラーを解消させる方法です。恒久的にはASTERIA Warpを2212以上にバージョンアップされることをおすすめします。
2212より新しいバージョンは、Boxが変更した暗号化方式に対応しているため、本エラーは発生しません。