ISIT | アイ・エス・アイソフトウェアーがお届けするIT通信

広告感のない広告!?読者の信頼を得やすい記事広告とは

商品やサービスのリアルな評価を知りたいとき、「商品を提供している会社自身が積極的に発信している情報」よりも、「実際にその商品を活用しているユーザーの声」を参考にしたいですよね。

広告の一種に、上記の性質を活かした「記事広告」というものがあります。

今回は、他の広告よりも広告感が少なく、情報がより伝わりやすいと言われている記事広告についてご紹介いたします。

記事広告とは

記事広告とは、第三者がユーザー目線となり商品の魅力などをまとめた記事を、他社のメディアに掲載するネイティブ広告*の1つで、具体的には、新聞や雑誌、ニュースサイトなどの広告メディアに掲載されています。

タイアップ広告やPR記事と呼ばれることもあり、実際の記事には「PR」や「sponsered」、「広告」と書かれていることが多いです。

ユーザーへの直接的な購買行動は促さず、商品購入のきっかけとなる悩みなどに焦点をあて、お役立ち情報や体験談として商品を紹介します。

記事広告ではバナー広告のような広告感がないため、ユーザーの情報収集を阻害することが減り、通常の広告では難しい顧客の獲得が期待できます。

*ネイティブ広告とは、目的の情報をチェックしているユーザーの邪魔にならないよう配慮された広告の総称のこと。

ステルスマーケティングとの違い

記事広告と似たようなものに、ステマと呼ばれている「ステルスマーケティング」というものがあります。

ステルスマーケティングとは、ユーザーに広告だと気づかれないように商品を広告することです。

ステルスマーケティングと記事広告は、「宣伝・広告であることを見ている人に対して、隠しているか明らかにしているかどうか」という点で異なります。

記事広告の種類

次に記事広告を作成する際に決める必要がある、記事の形式種類についてご紹介いたします。

インタビュー形式

まずは、インタビュー形式です。

企業の社長や商品開発者へインタビューを記事にします。

商品への思いや、ユーザーの知りたいことが語られているため、ユーザーの商品への理解が深まります。

テスト形式

2つ目は、テスト形式です。

心理テストやクイズを記事にします。

たとえば、診断テストの結果とともにその結果に対するおすすめの商品を載せることで、認知の向上や購買意欲を掻き立てることができます。

体験レポート形式

3つ目は、体験レポート形式です。

商品やサービスをユーザーが利用している場面を記事にします。

商品やサービスを活用する手順やビフォーアフター、活用方法を体験レポートとして載せることで、ユーザーに実際使用している様子や改善できるポイントを想像してもらうことができます。

通常記事形式

4つ目は、通常記事形式です。

文体や書き方を通常と全く同じ形式にし、広告感ゼロな記事にします。

広告感を一切出さず、最後の最後に綺麗な流れで商品紹介をすることにより、ユーザーに広告だと気づかせないまま商品をプロモーションすることができます。

広告感は出さないとはいっても、記事の内容は商品紹介に繋がるような内容にすることで、表に出さない商品広告にすることができます。

SEO対策形式

5つ目は、SEO対策形式です。

SEO対策をした記事広告にすることで、長期的な流入を獲得できる記事にします。

SEO対策が上手くいけば、対象の記事広告が検索結果画面で上位に入り込んでくるため、長期的な露出を見込むことができます。

お客様の声形式

さいごは、お客様の声形式です。

商品やサービスを利用しているユーザーの感想や活用風景を記事にします。

サービスであれば顧客企業の社長や担当者、商品であれば顧客の実際の使用感について語ってもらうことで、読んでいるユーザーに商品のメリットや魅力が伝わりやすくなります。

記事広告のメリット

信頼を得やすい

記事広告の最大のメリットと言っても過言ではないメリットが「信頼を得やすいこと」です。

商品やサービスを提供している企業内の人間ではなく第三者が記事を書くため、ユーザーの中での情報の信頼度が高くなります。

多くの情報を多くの人に伝えられる

バナー広告では情報を伝えられる部分が限られていたり、リスティング広告では見向きもされなかったり、動画広告では見るのに時間がかかるためスキップされてしまい一部しか見られないなど、ユーザーの目に留まらないことが多いです。

バナー広告やリスティング広告はサイズや文字数の制限がありますが、記事広告には制限がありません。

内容が長すぎてしまうと離脱者が増えてしまうかもしれませんが、常識の範囲内であれば他の広告に比べて伝えられる情報量が多いので、詳細をあまり知らない人にサービスや商品の理解を深めてもらうことができます

また、記事広告では広告としてではなく、記事として、読みものとして認識してもらえるため、広告に見向きもしない潜在層にも読んでもらえる可能性が高まります。

今回は、商品やサービスを提供している企業内の人間ではなく第三者が記事を書き、他社のメディアに掲載してもらう「記事広告」についてご紹介いたしました。

商品やサービスの関係者ではなく、第三者に書いてもらうことで広告感が薄れ、信頼を得やすくなります。

インタビュー記事形式や、体験レポート形式の記事にすることにより、ユーザーが持つ「実際にどうなんだろう」という部分を解消してあげることができます。

また、SEOを意識し検索上位に表示される記事広告を作成することでサイト訪問者数をも増やすことができます。

第三者に依頼するため費用はかかってしまいますが、その分商品やサービスの認知や信頼を上げることができます。

リスティング広告やバナー広告などの成果がなかなか上がらずに悩んでいる方は、記事広告を取り入れてみてはいかがでしょうか。