物流業界には欠かすことのできない、在庫管理。
既にシステムを導入されている企業も多いのではないでしょうか。
実際の在庫の保管場所や在庫数を正確に把握するためには、システム上の情報が実際のデータと一致していることが不可欠になります。単純な入力ミスなどのヒューマンエラーを減らすために、QRコードを使用したシステムも多く存在します。
QRコードを使用したシステムの活用は大変便利で効率も良いです。
しかし、今よりもさらに効率よく在庫管理したい!という方も多いはず・・・!
そこで今回は、RFIDを使用した在庫管理の活用事例をご紹介します。
「RFID」とはID情報を埋め込んだRFタグの情報を無線交信でやり取りする自動認識システムのことです。
RFIDの身近な使用例といえば、JR東日本のSuicaが有名です。Suicaの特徴は、読取部分にカードをかざすだけで乗車駅や金額等の情報のやり取りが行えることですね。 Suicaの導入に伴い、改札機にカードを通す必要がなくなったのはもちろんですが、一瞬で金額のやり取りができるようになったことで、人の多い改札でもスムーズに改札を通過することができるようになりました。これは無線交信で情報のやり取りができるというRFIDの特徴を活かしたつくりですね。 その他にもRFIDには下記の利点があります。
複数のタグであっても一括で読み取ることができるため、会計時に買い物カゴ内の商品を瞬時に読取り、合計金額を表示する、といったことも可能なのです。
またRFIDは、バーコードやQRコードを読み取る時とは異なり、ID情報が埋め込まれたタグを使用するため、タグの表面が綺麗な状態、または、タグ全体が見える状態である必要はありません。さらに、距離が離れていても読み取ることができるため、高い位置にあるタグであっても脚立を使 わずに読取りが可能です。作業時間の短縮はもちろん、作業者の安全確保にも繋がりますね。
それでは、RFIDを在庫管理に活用するとどのような良いことがあるのでしょうか。
今回は代表的な3点の利点をご紹介します。
RFIDの特徴でもある、一括読取の機能を活かすことにより、入出庫時や棚卸など今まで1件ずつチェックしていた情報を一括処理できるようになります。
格段に作業効率がアップしますね。
さらに、RFID読取時の時間や場所等の情報を記録しておけば、常に最新の情報を取得することが可能です。在庫品の紛失など緊急時の対応も追跡が可能になりますね。
そして、ダンボール内の商品であってもタグの読取りができるため、箱の中身を全て取り出す必要がなくなります。こちらも、作業効率のアップに繋がりますね。
それでは、RFIDを用いた在庫管理アプリをご紹介致します。
RFIDで読み取った情報を画面に表示し、在庫場所を登録することが可能です。
今回ご紹介する在庫管理アプリを使用することで、現場にも管理者にも利点があります。
近年、更なる注目を集めているRFID。
既に物流業界やアパレル業界でも活用され始めていますよね。今後も様々な業界での活用が期待されています。
今回ご紹介したように、RFIDを在庫管理に活用することで、より早く正確に、そして安全に作業を進めることができます。
さらに、ノンプログラミングツールであるPower Appsを組み合わせれば、その用途によって様々なアプリが実現可能になります。
今よりも作業効率を上げたいという方は、是非活用してみてはいかがでしょうか。
興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。