近年、日本を訪れる外国人の数が増えており、町中でも外国人観光客を見かける機会が多くなりました。
JTB総合研究所の「インバウンド 訪日外国人動向」*の調べによると、2023年2月の訪日外国人の人数は1,475,300人で前年同月に比べて8,724%も増加しています。
特に中国・韓国・台湾などアジア圏が全体の7割以上を占めており、中国語や韓国語の需要も高くなってきています。
大阪万博が開催される2025年に向けてさらに外国人観光客が増えることが予想されます。世界が日本に注目する今、私たちも国内市場だけではなく海外市場に目を向けていく必要があります。
*参考:「https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/」2023年4月時点
外国人観光客が日本を訪れる目的は日本食を食べること、ショッピングや観光、歴史・伝統文化体験など様々ですが、工場見学も人気を集めています。
ものを作っている過程や、普段見ることのできない工場の設備の見学、ものづくりの体験、無料で試飲・試食ができることが人気な理由のようです。
外国人観光客が来場することで商品がお土産として購入された結果、売上が増加したり、SNSで紹介されることで会社や製品の認知度がアップする等のメリットがあるため外国人観光客の集客に力を入れている企業もあります。
外国人観光客が増えると問題になるのはやはり言葉の壁です。
コミュニケーションがうまく取れず苦労する人もたくさんいるのではないでしょうか?
最近では空港、駅、ホテル等の施設やバス、電車等の公共交通機関においても、案内板に日本語や英語以外の外国語の表記が加えられているのを見かけるようになりました。
関西空港や京都の伏見稲荷大社、奈良市などでは施設案内をQRコードを利用して多言語表記できるサービス(QR Translator)が開始されています。
工場見学に外国人観光客を受け入れるには多言語対応が必須となります。
通訳のできるガイドや多言語対応のパンフレットで対応をしている工場もありますが、これから多言語対応を考えるのであれば、手軽に持ち歩くことができ、複数の言語にも1台で対応可能なスマホやタブレット等デバイスの利用がおススメです。
見学者が工場見学アプリのインストールされたデバイスを手に工場見学をします。
見学者に設置されているQRコードを読み込んでもらうことで、商品の詳しい情報や製造工程の動画が見ることができれば、より一層工場について知ってもらえるのではないでしょうか。
来場する外国人観光客の人数が増加すれば企業のイメージ向上や収益アップといった効果も期待できますが、まだまだ外国人観光客の受入環境の整備が追い付いていないのが課題です。
QRコードとアプリを活用して言葉の壁を乗り切ってみてはいかがですか?
アプリ開発をご検討の際にはぜひご相談ください。