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【Boxアダプター活用法5】分類ラベルを追加してみよう!

はじめまして、アイ・エス・アイソフトウェアーの齋藤です。

2023年7月14日より「ASTERIA Warp Boxアダプター」の追加オプションの提供を開始しました。

ASTERIA Warp Boxアダプター」とは、「ASTERIA Warp」とクラウド型のセキュアなファイル共有ストレージ「Box(ボックス)」との連携機能を担う専用アダプターです。

この度新たに、分類ラベルコントロール機能を追加いたしましたのでご紹介いたします。

こちらは「ClassificationCreate」コンポーネント*です。

「ClassificationCreate」コンポーネントではBox上に管理しているファイル/フォルダに分類ラベルを追加することができます。

分類ラベルが付与されたファイル/フォルダは、移動やコピーがされた場合もBox Shieldの機能によって制限が自動的に保持されます。

例えば、分類ラベル「社外秘」が付与されたフォルダ『見積書』があった場合、分類ラベルの設定次第で下記のことができなくなります。

  • コラボレーションされていないユーザーから『見積書』へのアクセス
  • 分類ラベル「社外秘」が付与されていないフォルダへのファイル移動

つまり分類ラベルの付与は、不慮の操作ミスや悪意のある操作でのコンテンツ流出を抑制します。

今回の機能追加によって、フローの中でこの分類ラベルのコントロールができるようになりました。

*コンポーネントとは、フローの中である特定の機能を持って処理を行う単位のこと。

分類ラベルを追加してみよう!

それでは分類ラベルを付与するフローを試してみましょう。

使用するのは「ClassificationCreate」コンポーネントです。

「ClassificationCreate」コンポーネントではBox上に管理しているファイル/フォルダに分類ラベルを追加することができます。

このフローではまず連携指示ファイルからBox上にフォルダを作成、メンバーのコラボレーションを行います。

今回の例では、下記の連携指示ファイルを使用します。

Box上に分類ラベルを付与するフォルダを作成します。

分類ラベル付与のコンポーネント(ClassificationCreate)設定をします。

Boxのコネクションを選択します。

※コネクションはこれまでのBoxアダプター同様にご設定ください。

分類ラベル付与のコンポーネント(ClassificationCreate)をダブルクリックするとBox Storage Browserが立ち上がります。

ここでラベルを付与したい対象と、付与するラベルを設定できます。

ラベルを付与するフォルダに対しコラボレーションを設定します。

最後に、ファイルをアップロードします。

実行前の「Boxアダプターデモ」には、ファイル/フォルダが存在しない状態です。

では、実際にフローを動かしてみます。

「Boxアダプターデモ」フォルダの直下に「見積書」フォルダが作成され、ユーザーのコラボレーションもされました。

そして分類ラベル「社外秘」→が付与されていることも見て取れます。

フォルダに付与した分類ラベルは配下のファイルにも適用されるため、アップロードされた「見積書_20230501」にも付与した分類ラベルが付与されています。

さいごに

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

今回追加された分類ラベルコントロールの活用により、不慮の操作ミスや悪意のある操作でのコンテンツ流出を抑制することができます。

ご紹介させていただいた活用例は一例です。フローの組み方次第で様々な活用ができます。

ぜひとも、みなさまお試しください。

Boxアダプターについて

今回利用した「Boxアダプター」は、ASTERIA Warpシリーズで利用できる機能拡張アダプターです。
Boxアダプターを利用することで、複雑な開発をすることなくBoxとの様々な連携が可能となります。

Boxアダプターについての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.isi-grp.co.jp/asteria/adapter/box-adapter/
ASTERIA Warpをご導入いただいていない方もBoxアダプターを環境構築なしでご利用できる体験版があります。
ぜひご利用ください。
「手ぶら de ASTERIA Warp」